テレビの「ためしてガッテン」で放送されたものです。
噛むことで復活した1頭のロバ
50年前に起こった、ある「奇跡の物語」をご紹介しましょう。戦後まもないころ、東京・上野動物園に「一文字号」という名のロバがいました。子供達の人気者でしたが、老衰のため歯がボロボロになり、流動食も食べなくなってやせていったのです。「もう一度、元気になってほしい」・・・そんな願いから、人間の歯医者さんが、ロバ用の入れ歯を作ることに。試行錯誤の末、2ヶ月半後に完成し、装着してみたところ・・・・・
草を噛み切る意欲もなかった一文字号が、わずか15分後には好んで草を噛み切り、食べるようになったのです。
その後、固形混合食も食べられるようになって、3年間も元気に暮らしました。
一文字号はまさに、「噛む」ことで奇跡の復活を遂げたのです。
NHKためしてガッテン より噛むことで復活した1頭のロバ